专利摘要:

公开号:WO1992016939A1
申请号:PCT/JP1992/000293
申请日:1992-03-11
公开日:1992-10-01
发明作者:Kazuhiro Kuroda;Yasushi Ishikawa;Kazushi Tanaka
申请人:Tdk Corporation;
IPC主号:G11B5-00
专利说明:
[0001] 明細書
[0002] 磁気記録媒体
[0003] 【産業上の利用分野】
[0004] 本発明は磁気記録媒体の製造方法に関 し 、 特に走行性 及び耐久性に優れた磁気記録媒体に 関す る 。
[0005] 【従来技術 と その問題点】
[0006] 従来テープ形の磁気記録媒体に はそ の表面す なわち磁 性層の反対面にバ ッ ク層が被覆さ れる こ と が多い。 磁気 記録媒体に記録さ れる情報量の増加に と も な つ て短波長 の記録が必要 と な る が、 表面に磁性層の削れ粉や帯電に よ る ド ロ ッ プア ウ ト の発生、 表面平滑度の向上に よ る層 間付着、 磁性層の表面平滑性の大幅な向上に よ る摩擦、 テープの薄膜化に よ る巻崩れ、 等の問題を解決する ため にバ ッ ク 層が使用 さ れる こ と は周知の通 り であ る 。 こ の よ う なノ ッ ク層はカ ーボ ンブラ ッ ク 、 グラ フ ア イ ト 等の 帯電防止剤、 潤滑剤、 酸化チ タ ン 、 アル ミ ナ等の無機粒 子な どがバイ ン ダに混合分散 し た も のを、 支持体の裏面 に塗布す る こ と に よ っ て形成さ れる 。
[0007] 【発明が解決すべ き課題】
[0008] し か し 、 こ の よ う なバ ッ ク層の使用 に よ っ て も層間粘 着の問題及び摩擦の問題は充分に解決さ れて い ない。 本 発明は、 層間粘着がな く 、 摩擦が低い磁気記録媒体を提 供す る こ と を 目 的 と す る 。
[0009] 【課題を解決す る ための手段】
[0010] 現在一般に用 い られて い る カ ーボ ン ブラ ッ ク は単独で 用いた場合表面性は良く その結果粘着する。 ま た、 電気 抵抗を下げるのが難しい等の問題がある。 本発明は比表 面積及び D B P吸油量の異なる導電性カーボ ンを組み合 わせる こ と によ り走行性の良い磁気記録媒体を提供し得 るバッ ク層を提供する こ とができ た。
[0011] すなわち、 本発明は非磁性支持体の表面に磁性層を有 し反対面にカーボ ンブラ ッ ク、 無機粉末とバイ ンダと を 含有するバッ ク層を有する磁気記録媒体において、 該カ 一ボ ンブラ ッ クが、 比表面積 2 0〜 8 0 m 2 / g , D B 吸油量 1 2 0〜 2 0 0 111 1 / 1 0 0 のもの と、 比表 面積 6 0 0〜 9 0 0 m 2 Z g , D B P吸油量 1 8 0〜 2 5 0 m 1 / 1 0 0 gのもの と の 2種類の組合せからな り 且つその組合せが 8対 2〜 9 . 5対 0 . 5 の範囲にあ り 、 更にバイ ンダに対するカーボンブラ ッ クの全量の比率 が 3 5〜 7 5重量%、 好ま し く は 4 0〜 7 0重量%であ る こ と を特徴とする。
[0012] 本発明に適するバッ ク層用のバイ ンダと しては熱可塑 性ポ リ ウ レ夕 ン系樹脂、 塩化ビニルー酢酸ビニルー ピ二 ルアルコール共重合体等の熱可塑性樹脂、 熱硬化性ポ リ ウ レタン樹脂等の熱硬化性樹脂、 電子線に感応する二重 結合を有する アク リ ル酸等の電子線硬化性樹脂等、 周知 の樹脂を使用 し得る。 特に熱硬化.性樹脂及び電子線硬化 性樹脂は適している。
[0013] 本発明に使用でき る潤滑剤と しては ミ リ スチン酸、 ス テア リ ン酸、 ステア リ ン酸プチル、 ミ リ スチン酸ブチル 等が使用 で き る 。 そ の他無機補強剤等を含有 し て も よ い o
[0014] 【実施例の説明】
[0015] 以下の実施例で磁気記録媒体に使用 し た磁性層は次の 通 り であ る 。 下記の磁性塗料組成物を分散機中で十分混 合分散 し 、 硬化剤 と し て ボ リ イ ソ シ ァネー 卜 ( コ ロネ一 卜 L 一 日本ポ リ ウ レ タ ン工業社製商品名 ) 5 重量%を添 加 し た後, 厚さ 1 4 μ mのポ リ エステルフ ィ ルム上に乾 燥厚さ が 4 . Ο μ に な る よ う に塗布 し 、 カ レ ン ダー加工 及び熱硬化を行つ た。
[0016] C o被着 γ - F e 2 0 3 (比表面積 3 5 m 2 / g )
[0017] 1 0 0重量部
[0018] 塩化 ビニルーア ク リ ル共重合体 1 2 重量部
[0019] ウ レ タ ン樹脂 8重量部
[0020] カ ーボ ンブラ ッ ク (比表面積 2 5 0 m 2 Z g 、 D B P 吸油量 1 8 0 m l Z l 0 0 g ) 1 0重量部
[0021] α — アルミ ナ (平均粒径 0 . 2 μ πι ) 5重量部
[0022] ステ ア リ ン酸 1 重量部
[0023] ミ リ スチ ン酸ブチル 1 重童部
[0024] メ チルェチルケ ト ン 1 2 0重量部
[0025] ト ルエ ン 1 0 0 重量部 実施例 1
[0026] ウ レ タ ン樹脂 1 0 0重量部
[0027] カ ー ボ ン ブ ラ ッ ク A 4 0 重量部 (比表面積 4 5 m 2 ノ g ,
[0028] D B P吸油量 1 7 0 m l l 0 0 g )
[0029] カーボンブラ ッ ク B 1 0重量部
[0030] (比表面積 7 5 0 m 2 / g .
[0031] D B P吸油量 2 2 0 m l / l 0 0 g )
[0032] 潤滑剤 ( ミ リ スチ ン酸) 5重量部
[0033] ポ リ イ ソ シァネー 卜 ( コ ロネ一 卜 L ) 1 5重量部 メチルェチルケ ト ン 2 0 0重量部
[0034] ト ルエン 2 0 0重量部
[0035] 上記組成物を分散機中で十分混合、 混練分散して塗料 を作り 、 これを上記磁性層を設けたポ リ エステルフ ィ ル ムの反対面に乾燥後厚が 1 . 5 μ ηιになる様塗布し、 加 熱硬化後に 1 2 . 6 4 m mに切断し巻取を行っ た。 実施例 2.
[0036] 上記カーボンブラ ッ クの比率を
[0037] A (比表面積 4 5 m 2 / g , D B P吸油量
[0038] 1 7 0 m 1 / 1 0 0 g ) 4 5重量部
[0039] B (比表面積 7 5 0 m 2 / g , D B P吸油量
[0040] 2 2 0 m l / 1 0 0 g ) 5重量部
[0041] と し他は実施例 1 と 同様に して磁気記録媒体を得た。 実施例 3
[0042] 上記カーボンブラ ッ クの比率を
[0043] A (比表面積 4 5 m 2 / g , D B P吸油量 1 7 0 m 1 Z 1 0 0 g ) 4 7 . 5重量部
[0044] B (比表面積 7 5 0 m 2 / g . D B P 吸油量
[0045] 2 2 0 m l / 1 0 0 g ) 2 . 5 重量部 と し他は実施例 1 と 同様に し て磁気記録媒体を得た。 実施例 4〜 1 0
[0046] そ の他、 表 1 に示 し た条件を用 い た他は実施例 1 に よ り 磁気記録媒体を製造 し た。 比較例 1
[0047] 上記 Aのみで塗料化 し た他は実施例 1 に よ り 磁気記録 媒体を製造 し た。 比較例 2
[0048] 上記 B のみで塗料化 し た他は実施例 1 に よ り 磁気記録 媒体を製造 し た。 比較例 3
[0049] 実施例 1 にお け る 力 ボ ン ブラ ッ ク の比率を
[0050] A 3 5 重量部
[0051] B 1 5重量部
[0052] と し た他は実施例 1 と 同様に し て磁気記録媒体を得た
[0053] 比較例 4〜 5 その他、 表 2 に示した条件を用いた他は実施例 1 によ り磁気記録媒体を製造した。
[0054] 実施例 1 〜 1 0 に対応す る各試料をそれぞれ # A 、 # B 、 # C 、 # D 、 # E 、 # F 、 # G、 # M、 # N、 # 0 、 比較例 4 、 5 に対応する各試料をそれぞれ # H 、 # I 、 比較例 1 、 2 、 3 に対応する各試料をそれぞれ # J 、 # K 、 # L と し、 各試料について下記の試験を行つ た。 結果を第 1 表に示した。
[0055] へッ ド付着
[0056] 試料を実機 ド ラ イ ブ (富士通製 M 2 4 5 1 E —商品 名) にて 1 0 0 回走行させ、 走行後のへッ ド を目視にて 観察し、 付着多を X、 やや有り を厶、 微量を〇、 無しを Oと して判定した。
[0057] 動摩擦係数の変化
[0058] ステ ン レス鏡面固定製ポール面にバ、ソ ク コー 卜面に接 触させて荷重 4 0 g、 速度 2 0 m m /秒で 1 0 0 パスさ せて初期と 1 0 0パス後の動摩擦係数の値の変化を示し た。
[0059] 粘着性の有無
[0060] 切断巻取 り後パ ンケーキをほどき磁性層とバッ ク層の は り 付きが無いか目視にて判断した。
[0061] 【発明の効果】
[0062] 第 1 表から明 らかなよ う に 2 種類のカーボンブラ ッ ク を用いたバッ ク層を有する磁気記録媒体は、 比表面積 2 0 〜 8 0 m 2 Z g , D B P吸油量 1 2 0 〜 2 0 0 m l Z 1 O O g の も の と 、 比表面積 6 0 ひ〜 9 0 0 m 2 / , D B P吸油量 1 8 0〜 2 5 0 m l ノ 1 O O g の も の と が 8対 2 〜 9 . 5対 0 . 5 の割合で使用 さ れ、 更にバイ ン ダに対す る カ ーボ ン ブラ ッ ク の全量の比率が 4 0〜 7 0 重量%であ る使用 さ れる と 何れも良好な特性が得 られて い る 。 特に粘着及びへ ッ ド 付着について良好な特性が得 られて レ、 る 。
[0063] 力一ボン 力一ボン Ά カーボン 'B A: B へヅ卜' 動摩擦 電気抵抗 粘着の
[0064] sm BET 吸油蠹 BET 吸油置 付着 纖 Ω 有無 難例 1 #A 50 45 170 750 220 80:20 〇 0.25→ 0.31 2.2X106
[0065] 薩 Ij2 #B 50 45 170 750 220 90:10 O 0.26-» 0.34 4.4X106
[0066] 麵列 3 #C 50 45 170 750 220 95:5 o 0.26-» 0.33 4.8X106
[0067] 雄例 4 #D 50 20 120 750 220 80:20 〇 0.24— 0.29 2.0X105
[0068] 細列 5 #E 50 80 200 750 220 80:20 o 0.27- 0.34 2.6X105
[0069] 麵列 6 #F 50 80 200 900 250 80:20 〇 0.26- 0.35 3.1X106 O
[0070] 0 謹列 7 #G 50 80 200 600 180 80:20 〇 0.25-> 0.32 2.7 108
[0071] 比較例 4 #H 30 45 170 750 220 80:20 X 0.31- 0.40 3.5X105 X
[0072] 比較例 5 #1 80 45 170 750 220 80:20 厶 0.28→ 0.32 3.1X105
[0073] 比誦 1 #J 50 45 170 100:0 厶 0.26→ 0.33 1.1X10" 〇
[0074] 譲列 2 #K 50 750 220 0:100 X 0.30- 0.38 4.0X10" X
[0075] 比較例 3 #L 50 45 170 750 220 70:30 X 0.26-» 0.33 8.3XlOe X
[0076] 難例 8 #M 40 45 170 750 220 80:20 〇 0.27→ 0.32 3.0X106
[0077] 麵列 9 #N 60 45 170 750 220 80:20 O 0.25-» 0.29 2.0X105
[0078] 麵列 10 #0 70 45 170 750 220 80:20 〇 0.26→ 0.31 2.4X105
[0079] 注:カーボン MM部はウレタン 100S ¾5に対するもの。
权利要求:
Claims請求の範囲
1 . 非磁性支持体の表面に磁性層を有 し反対面にカ ーボ ン ブラ ッ ク 、 無機粉末 と バイ ン ダ と を含有す る バ ッ ク層 を有す る 磁気記録媒体 に お い て 、 該カ ー ボ ン ブ ラ ッ ク が、 比表面積 2 0〜 8 0 m 2 / g , D B P吸油量 1 2 0 〜 2 0 0 m l / 1 0 0 gの も の と 、 比表面積 6 0 0〜 9 0 0 m 2 / g , D B P吸油量 1 8 0〜 2 5 0 m l // l 0 0 gの も の と の 2種類の組合せか ら な り 且つそ の組合せ が 8対 2〜 9 . 5対 0 . 5 の範囲にあ り 、 更にノ 'イ ンダ に対す る カ ーボ ン ブラ ッ ク の全量の比率が 3 5〜 7 5重 量%であ る こ と を特徴 と す る 磁気記録媒体。
2 . 両カ ーボ ン ブラ ッ ク は導電性であ る前記第 1 項記載 の磁気記録媒体。
3 . バイ ン ダに対す る カ ーボ ン ブラ ッ ク の全量の比率が 4 0〜 7 0重量%であ る こ と を特徴 と す る前記第 1 ま た は 2項記載の磁気記録媒体。
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同族专利:
公开号 | 公开日
EP0533941A1|1993-03-31|
JPH06203359A|1994-07-22|
EP0533941A4|1993-04-28|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1992-10-01| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): US |
1992-10-01| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): AT BE CH DE DK ES FR GB GR IT LU MC NL SE |
1992-11-06| WWE| Wipo information: entry into national phase|Ref document number: 1992906711 Country of ref document: EP |
1993-03-31| WWP| Wipo information: published in national office|Ref document number: 1992906711 Country of ref document: EP |
1995-11-28| WWW| Wipo information: withdrawn in national office|Ref document number: 1992906711 Country of ref document: EP |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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